平安山村(読み)はんざんむら

日本歴史地名大系 「平安山村」の解説

平安山村
はんざんむら

[現在地名]北谷町伊平いへい上勢頭かみせいど下勢頭しもせいど

伊礼いりー村の北の沖積低地(平安山原)に位置し、西は東シナ海に面する。北から東にかけての丘陵平安山ヌ上はんざんぬういー下勢頭しちやしーどうの屋取集落があり、南はとうく川、西は西海道(現国道五八号)を挟んで浜川はまがー村。絵図郷村帳に平安山村とある。琉球国高究帳では高頭二九〇石余、うち田三八石余・畠二五一石余。兪姓根路銘家家譜の一世重明の嘉靖年間(一五二二―六六)の項に「叙筑登之座敷且黄頂戴任冠(中略)転任北谷間切平安山地頭職」とあり、古琉球期に村が存在していたとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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