平塩岡(読み)ひらしおのおか

日本歴史地名大系 「平塩岡」の解説

平塩岡
ひらしおのおか

[現在地名]市川大門町 平塩岡

市街地の南部に東西に延びる丘陵あし川沿いに形成された河岸段丘で、前面の氾濫原より比高差二〇―三〇メートル。北に向かって甲府盆地を一望できる。平塩岡のほぼ中央の小高い丘に熊野神社がある。同社は一二世紀に市河いちかわ庄に配流された源義清が守護神として祀ったと伝え、本殿の東側に甲斐源氏旧趾碑が建ち、その東方は塩沢しおざわ川に臨んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android