帰着・帰著(読み)きちゃく

精選版 日本国語大辞典 「帰着・帰著」の意味・読み・例文・類語

き‐ちゃく【帰着・帰著】

〘名〙
① 帰りつくこと。
源平盛衰記(14C前)三「澄憲本座帰着(キチャク)せんとしければ」
浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二「只今帰著(キチャク)と告ければ」
議論物事経過などが最終的にある点に落ち着くこと。また、その落ち着いたところ。帰結
菅家文草(900頃)一・長斎畢、聊言懐寄諸才子、答頻来「帰著葷腥宴楽、世間何処擬先尋
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉二二「僕の想像はこんな取留のない処に帰着(キチャク)してしまった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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