巴里に死す(読み)パリニシス

デジタル大辞泉 「巴里に死す」の意味・読み・例文・類語

パリにしす【巴里に死す】

芹沢光治良の長編小説。パリで胸を病み、幼い娘を残して客死した女性手記を通じ、夫婦の愛とは何かを問う。昭和17年(1942)「婦人公論」誌に連載単行本は昭和18年(1943)刊行。昭和27年(1952)、森有正により仏語訳され、海外でもベストセラーとなった。

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