精選版 日本国語大辞典 「工・巧」の意味・読み・例文・類語
たく・む【工・巧】
〘他マ四〙
※書紀(720)景行四〇年七月(北野本訓)「即(すなは)ち言を巧(タクミ)て暴(あらふ)る神を調(ととの)へ」
※発心集(1216頃か)五「誠に、有まじき事をたくみたるははかなけれど」
② 計略をめぐらす。計画的にする。たくらむ。
※元祿版古今著聞集(1254)一六「かねてよりしかたくみまうけたる事なれば、おびただしき物を苦もなく根元までつき入れけり」
③ 工作する。とりつける。しかける。
※俳諧・鹿島紀行(1687)「此川にて鮭の網代(あじろ)といふものをたくみて」
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