川端下村(読み)かわはけむら

日本歴史地名大系 「川端下村」の解説

川端下村
かわはけむら

[現在地名]川上村川端下

現川上村の上の四集落の一つ。金峰きんぽう(二五九五メートル)朝日あさひ(二五七九メートル)山稜で甲斐国と境する。金峰山川によって作られた南北のハケ地に伸びる集落。東は秋山あきやま村、西は居倉いぐら村、南は甲斐国、北は秋山村に接する。

天保九年(一八三八)の村差出明細書上帳(川上剛太郎氏蔵)に「当村之義山稼斗リ第一之村方ニ而渡世仕来申候寒強九月上旬ヨリ雪積リ四月下旬迄積リ御座候冬春武州甲州其外隣国ヘ杣木挽渡世ニ而罷越申候村中男十五才ヨリ六十才以上迄罷出候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報