川田宿(読み)かわだじゆく

日本歴史地名大系 「川田宿」の解説

川田宿
かわだじゆく

[現在地名]長野市若穂川田

北国脇往還松代通の宿場として、慶長一六年(一六一一)松平忠輝により設けられた。松代、福島ふくじま(現須坂市)と継合、ときには本街道の丹波島たんばじまとも継いだ。町割されているので町川田と称する。

享保一七年(一七三二)二月、問屋ほかの連署で、「先規より高千石諸役御免、役馬七疋」であったが、その後の川欠けなどで高は減少したので、高免除と近村助馬を願っている(「乍恐口上書を以奉願候御事」西沢健吉氏蔵)。元文三年(一七三八)午年の満水で田畑家屋敷を流失

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android