川亀・河亀(読み)かわかめ

精選版 日本国語大辞典 「川亀・河亀」の意味・読み・例文・類語

かわ‐かめ かは‥【川亀・河亀】

〘名〙 (「かわがめ」とも)
① 動物「すっぽん(鼈)」の異名
書紀(720)天武一〇年九月(北野本訓)「周芳国赤亀(カハカメ)を貢る。乃ち嶋宮の池に放つ」
※元真集(966頃か)「かはかめも今万代はもろともに浪の底にてすみて渡らん」
② カワガメ科のカメ。一属一種。甲長六五センチメートルに達する。ほぼ完全に水中棲で、陸に上ると動けない。原始的なカメで、絶滅に近い。メキシコからホンジュラスにかけて分布

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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