デジタル大辞泉
「嵩に懸かる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
かさ【嵩】 に 懸(か)かる
① 優勢なのに乗じて攻めかかる。
勢いにのって
物事をする。
※金刀比羅本保元(1220頃か)中「『あますな、もらすな〈略〉』と、かさにかかりて攻ければ」
② 相手を威圧するような
態度をとる。高圧的に出る。嵩から出る。嵩になる。嵩を懸く。
※
咄本・鹿野武左衛門口伝はなし(1683)下「大きなるおとこなれば、かさにかかり」
※
浮雲(1887‐89)〈
二葉亭四迷〉一「層
(カサ)にかかって極付
(きめつけ)れど」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報