岸伝(読み)きしづたい

精選版 日本国語大辞典 「岸伝」の意味・読み・例文・類語

きし‐づたい ‥づたひ【岸伝】

〘名〙 岸をつたって行くこと。また、岸に沿った所。岸辺。岸根伝い。
※玄玉(1191‐92頃)草樹上「きしつたひ風に知られて立浪のながれぬ程や卯花の色〈源清貞〉」
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉三〇「桂川の岸伝(キシヅタ)ひに行くと」

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