岩壺村(読み)いわつぼむら

日本歴史地名大系 「岩壺村」の解説

岩壺村
いわつぼむら

[現在地名]大淀町大字岩壺

鉾立ほこたて村の南にあり、今木いまき川の支流岩壺川の水源地をなす。きた郷のうち。慶長郷帳には「岩坪村」と書かれており、村高は一九八・四石。江戸時代を通じて旗本中坊(左近)氏領。

享和二年(一八〇二)の奉差上村方明細帳控(岩壺区有文書)によると、村高一九八・四石、反別一七町八反九畝二三歩、屋敷五反二畝二九歩で、本途物成のほか山年貢二・二三七石、入木銭銀一二・五匁、藪年貢銀一四・三匁、百姓持山三四町五反歩(松雑木柴草山)、草山二八町一反、藪四反三畝、墓山二ヵ所、死牛馬捨場二ヵ所、高札二枚、溜池六ヵ所、用水井関一五ヵ所があり、享保七年(一七二二)中坊飛騨守建立の大日だいにち堂は除地となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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