岡村 利平(読み)オカムラ リヘイ

20世紀日本人名事典 「岡村 利平」の解説

岡村 利平
オカムラ リヘイ

明治〜昭和期の医師,郷土史家 国府村長;岐阜県議。



生年
元治1年7月29日(1864年)

没年
昭和8(1933)年7月16日

出生地
飛驒国吉城郡広瀬町村(岐阜県国府町)

学歴〔年〕
東京医学専門学校済生学舎

経歴
東京医学専門学校済生学舎に学び、明治25年に医術開業免許を取得、26年郷里に戻って開業し、以後長きに渡って国府村の医療に携わった。さらに32年国府村選挙区から吉城郡会議員に選出され、37年に岐阜県会議員、45年に国府村村長を歴任するなど地方政界でも活躍。医業や政治活動の傍らで飛驒の歴史に関する研究にも従事、大正8年には岐阜県史蹟名勝天然紀年物調査委員となった。その生涯に収集した膨大な飛驒関係の史料は、現在“岡村文庫”として国府町郷土館に収蔵されている。編著に「飛驒編年史要」「飛驒史料 維新前後之一」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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