山陰海岸ジオパーク(読み)さんいんかいがんじおぱーく(英語表記)San-in Kaigan UNESCO Global Geopark

知恵蔵mini 「山陰海岸ジオパーク」の解説

山陰海岸ジオパーク

山陰海岸国立公園を中心に、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市香美町、新温泉町)、鳥取県(岩美町鳥取市)の1府2県にまたがる地質遺産を含んだ自然公園。東西約120キロメートル、南北最大約30キロメートルにわたり、日本列島がアジア大陸の一部だった時代から現在に至るまでの経過を示す多様な地質・地形が存在している。2008年に日本ジオパーク委員会から「日本ジオパーク」の認定を受け、10年、「世界ジオパークネットワーク(現・世界ジオパークネットワーク協会)」への加盟により「世界ジオパーク」に認定された。ジオパークは4年ごとに国内と世界の審査で再認定される仕組みで、14年にエリアを拡大して再認定されている。15年には世界ジオパークがユネスコ(国連教育科学文化機関)の正式事業となり、「ユネスコ世界ジオパーク」として認定された。

(2018-5-15)

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事典 日本の地域遺産 「山陰海岸ジオパーク」の解説

山陰海岸ジオパーク

(京都府京丹後市;兵庫県豊岡市;兵庫県美方郡香美町;兵庫県美方郡新温泉町;鳥取県岩美町;鳥取県鳥取市)
日本ジオパーク」指定の地域遺産。
山陰海岸ジオパークは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)に跨がる広大なエリアを有する。山陰海岸国立公園を中心に、京都府の経ヶ岬から鳥取県の白兎海岸にかけての東西約110km、南北最大30kmに及ぶ。面積は2185.9k【m2】。日本列島の形成から現在に至るまでの経過を確認できる地質や地形が数多く残され、「地形・地質の博物館」といえる。2010(平成22)年世界ジオパークに認定されている

山陰海岸ジオパーク

(京都府京丹後市;兵庫県豊岡市;兵庫県美方郡香美町;兵庫県美方郡新温泉町;鳥取県岩美郡岩美町;鳥取県鳥取市)
世界ジオパーク」指定の地域遺産(2010(平成22)年)。
山陰海岸ジオパークは、京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)に跨がる広大なエリアを有する。山陰海岸国立公園を中心に、京都府の経ヶ岬から鳥取県の白兎海岸にかけての東西約110km、南北最大30kmに及ぶ。面積は2185.9k【m2】。日本列島の形成から現在に至るまでの経過を確認できる地質や地形が数多く残され、「地形・地質の博物館」といえる

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デジタル大辞泉プラス 「山陰海岸ジオパーク」の解説

山陰海岸ジオパーク

山陰海岸国立公園を中心とするジオパーク。構成自治体は京都府(京丹後市)、兵庫県(豊岡市・香美町・新温泉町)、鳥取県(岩美町・鳥取市)の1府2県3市3町。テーマは“日本海形成に伴う多様な地形・地質・風土と人々の暮らし”。約2500万年前の日本海形成期から現在に至る過程を示す、さまざまな地質や地形が観察できる。小天橋、玄武洞公園、猿尾滝、三尾大島、浦富海岸鳥取砂丘などの見どころがある。2008年12月に日本ジオパーク、2010年10月にはユネスコ世界ジオパークに初認定。

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