デジタル大辞泉
「山荒」の意味・読み・例文・類語
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やま‐あらし【山荒】
〘名〙
① (
豪猪) 齧歯目ヤマアラシ科に属する哺乳類の総称。
体長は普通七〇センチメートルぐらい。背から尾にかけて長くて鋭い
とげが
一面に生える。敵にあうと体をまるめ、とげをさかだて尾を振ってガラガラと音をたてて警告し、
後ろ向きに突進して突き刺す。昼は穴の中にこもり、夜出て草の実や根を食べる。ヨーロッパ南部・アフリカ・インド・東南アジアなどに一〇種あまりが分布。形態や生態のよく似たアメリカヤマアラシ科(キノボリヤマアラシなど)は、南北アメリカ大陸に分布する。〔大和本草(1709)〕
② 山を荒らすこと。
山林で
盗伐などをすること。また、その人。
③
暴動、
一揆などをいう、盗人仲間の
隠語。〔隠語輯覧(1915)〕
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出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報