山田蘇作(読み)やまだ もとさく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田蘇作」の解説

山田蘇作 やまだ-もとさく

1794-1864 江戸時代後期の唐通事。
寛政6年生まれ。肥前福江藩(長崎県)につかえたが,以前の密貿易が発覚し,弘化(こうか)3年豊後(ぶんご)(大分県)日出(ひじ)藩立石領に幽閉となる。客人扱いをうけ,謙虚な人柄から「檻(おり)のお客様」とよばれ,幽閉の身ながら領内殖産,教育につくした。長崎唐通事彭城(さかき)清左衛門の変名とも。元治(げんじ)元年11月22日死去。71歳。号は痴鶴。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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