日出(読み)にっしゅつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日出」の解説

日出 にっしゅつ

1381-1459 室町時代の僧。
永徳元=弘和(こうわ)元年生まれ。日蓮宗武蔵(むさし)の人。身延山久遠寺9世の日学に教化されて天台宗から改宗伊豆(いず)三島(静岡県)に本覚寺をひらき,また鎌倉公方(くぼう)足利持氏(もちうじ)の寄進をえて鎌倉にも本覚寺を開創した。長禄(ちょうろく)3年4月9日死去。79歳。字(あざな)は是生。号は一乗房。著作に「永享問答記」。

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精選版 日本国語大辞典 「日出」の意味・読み・例文・類語

ひ‐の‐で【日出】

〘名〙
太陽が、東の空に上り始めること。また、その時刻。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※古活字本毛詩抄(17C前)三「毎日日の出時分に出仕して」
※評判記・野郎大仏師(1667‐68)伊藤小太夫「あっぱれ若衆の図じゃとてひのでの野良衆まで此人の風をにせらるると見ゆるこそ」

にっ‐しゅつ【日出】

〘名〙
① (━する) 日が出ること。太陽が地平線上にのぼること。ひので。
※羅葡日辞書(1595)「Sol〈略〉nixxutno(ニッシュツノ)コロニ」 〔詩経‐檜風・羔裘〕
② 日が出る時刻。日の出の時刻。特に、卯の刻(午前六時頃)をいう。〔いろは字(1559)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日出」の意味・わかりやすい解説

日出
ひい

愛知県南東部,田原市南西部の地区伊良湖岬の南側に位置し,背後に山を控え冬でも温暖。温室栽培が盛んで,電照菊 (→電照栽培 ) ,夏菊メロンなどを産する。周年栽培が可能なメロンの温室団地もある。海食洞「日出の石門」があり,三河湾国定公園に属する。

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デジタル大辞泉 「日出」の意味・読み・例文・類語

にっ‐しゅつ【日出】

太陽の上端が地平線上に現れること。また、その時刻。ひので。「日出時」⇔日没

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普及版 字通 「日出」の読み・字形・画数・意味

【日出】につしゆつ

日が出る。〔隋書東夷、倭〕大業三年、其の王多利思比(たりしひこ)、はして貢す。~其の國書に曰く、日出づる處の天子、書を日沒する處の天子に致す。恙(つつが)無きやと、云云之れを覽てばず。~曰く、蠻夷の書、無禮なるり。復(ま)た以聞すること勿(なか)れと。

字通「日」の項目を見る

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