山田河内村(読み)やまだごうちむら

日本歴史地名大系 「山田河内村」の解説

山田河内村
やまだごうちむら

[現在地名]下條村山田河内

現下條村の中央部に位置する。江戸時代には慶長六年(一六〇一)より飯田藩領に属し、小笠原氏・脇坂氏の所領となった。寛文一二年(一六七二)より一時幕府領となったが、天和元年(一六八一)以降高須藩領となった。村高は正保四年(一六四七)には一二〇石余(信濃国絵図高辻)であったが、元禄一五年(一七〇二)には三一七石余(信濃国郷帳)に急増した。

下条山脈の東麓、うしつめ川より北の広大な山林原野は当村と入野いりの村が地元で、これに合原ごうはら村が入会関係にあった。延宝六年(一六七八)には絵地図に墨引して共有地の境界が初めて明確にされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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