山梨子村(読み)やまなしむら

日本歴史地名大系 「山梨子村」の解説

山梨子村
やまなしむら

[現在地名]木之本町山梨子

大音おおと村の南西西山にしやま村の西、しずヶ岳から南へ走る地塁山地の西麓に立地。琵琶湖北東岸の湊。山梨とも書く。天正一一年(一五八三)四月、賤ヶ岳の戦に際し、羽柴秀長は高島郡大溝おおみぞ(現高島町)より兵船一五艘で当村に着いた後、賤ヶ岳へ登っている(浄信寺文書)。慶長七年(一六〇二)検地では畑五町八反余・高一六石余(大豆のみ)、屋敷二反余・高一石余(伊香郡志)

山梨子村
やまなしむら

[現在地名]弥生町山梨子

上小倉かみおぐら村の西、番匠ばんじよう川左岸に位置。慶長一六年(一六一一)の上ノ村検地目録(佐伯藩政史料)に上ノ村の内として山梨子村とみえる。郷帳類では上野かみの村に含まれたと思われる。旧高旧領取調帳では高五三三石余。享和三年(一八〇三)の郷村仮名付帳(佐伯藩政史料)によれば、地内に宮野脇みやのわき白山しらやまがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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