山林抖擻・山林斗藪(読み)さんりんとそう

精選版 日本国語大辞典 「山林抖擻・山林斗藪」の意味・読み・例文・類語

さんりん‐とそう【山林抖擻・山林斗藪】

〘名〙 (「抖擻」はdhūta の訳語煩悩を払いすてるの意) 仏語山野に寝て、不自由に堪えながら、仏道修行に励むこと。さんりんとすう。
改邪鈔(1337頃)「山林斗藪の苦行樹下石上の生臥、これみな一機一縁の方便、権者権門の難行なり」

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