山村政明(読み)やまむら まさあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山村政明」の解説

山村政明 やまむら-まさあき

1945-1970
昭和20年6月在日朝鮮人2世として山口県に生まれる。小学生の時,家族とともに日本国籍を取得。昭和39年広島の東洋工業(現マツダ)にはいるが,同年退社。貧困のなかで早大にまなぶ。日本社会での民族差別に抗議し,45年10月6日「抗議・嘆願書」をのこして焼身自殺した。25歳。筆名は梁政明。遺稿集に「いのち燃えつきるとも」。
格言など】人間として生きる権利を阻害されている人々が数多くいます。私たちは自己一身の幸福追求のみならず,お互いの人間性を尊重し,すべての人の幸福を追求したいものです(「いのち燃えつきるとも」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android