屠・宰(読み)ほふる

精選版 日本国語大辞典 「屠・宰」の意味・読み・例文・類語

ほふ・る【屠・宰】

〘他ラ五(四)〙 (「ほぶる」とも)
① 体を切り裂く。切り放つ。また、斬り殺す。
※東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「所以に須闡太子は身を割(ホフ)りて父母がみ命を済ひたまひ」
② 敵を破る。うち負かす。
書紀(720)雄略九年三月(前田本訓)「新羅に入りて行きて、傍の郡を屠(ホフリと)る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android