屋頭村(読み)やかしろむら

日本歴史地名大系 「屋頭村」の解説

屋頭村
やかしろむら

[現在地名]高知市屋頭

五台ごだい山の東北麓に広がる新田村長岡郡に属した。「土佐州郡志」は「此地古海水所注、近世築為汐田、因曰屋頭村、(中略)北惣田畝、戸凡二十余、其土赤黒、板橋二」と記す。古くは浦戸うらど湾中であったが、土地の隆起につれて、五台山周辺ではこの地域が最も早く開拓されたと考えられている。村内字福浦ふくらは、天正一六年(一五八八)の五台山島地検帳に小字名として「福浦」「フクラ」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android