就・付(読み)つき

精選版 日本国語大辞典 「就・付」の意味・読み・例文・類語

つき【就・付】

(動詞「つく(付)」の連用形格助詞「に」に付いて、全体一つの格助詞または接続助詞のように用いる)
① …に関して。
申楽談儀(1430)笛・狂言名人「笛のことにつき、年寄・童(わらんべ)と有は、観阿・世阿両人のこと也」
② …の理由で。…ので。
御湯殿上日記‐慶長三年(1598)七月八日「大かうの御きたうに、ひてより申さるるにつき、御かくらおこなはるる」
③ …を単位として。ごとに。「一回につき」

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