就は(読み)ついては

精選版 日本国語大辞典 「就は」の意味・読み・例文・類語

ついて‐は【就は】

接続
先行事柄のために、後行の事柄を必要とする旨を示すときに用いる。そのため。それだから。
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉大阪修業「以来は懇親にお交際(つきあひ)したい。就ては酒を一献酌まうではないか」
② 先行の事柄の結果、後行の事柄が起こることを示すときに用いる。その結果。したがって。それで。
※交易問答(1869)〈加藤弘之〉上「世が段だん開けて〈略〉就いては商人仕事も追々繁昌になる」

つきまして‐は【就は】

〘接続〙 「ついては(就━)」の丁寧な言い方。
狂言記・茶盞拝(1730)「いかにもそく才にはござりますが、つきましては何とも合点のまいらぬ事がござって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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