小鍛冶宗近(読み)こかじ むねちか

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「小鍛冶宗近」の解説

小鍛冶宗近
こかじ むねちか

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
万治3.10(江戸・日向太夫座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の小鍛冶宗近の言及

【職業神】より

…元来火の神ではなく穀霊であり農の神であった稲荷が鍛冶屋の信仰をあつめたことは,謡曲《小鍛冶》の説話に示されている。昔,一乗院が不思議のお告げによって三条小鍛冶宗近に剣を打つように命じた。だが宗近に適当な相槌の者がいなくて困惑し稲荷明神に祈ると,稲荷明神が現れて相槌を打って助け,打ち上げた剣の表に小鍛冶宗近,裏に小狐の銘を入れて稲荷山に帰ったというのである。…

※「小鍛冶宗近」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」