百科事典マイペディア 「小諸[市]」の意味・わかりやすい解説 小諸[市]【こもろ】 長野県東部の市。1954年市制。中心市街は浅間山南西麓の千曲(ちくま)川が流れる佐久盆地にある。近世小諸藩牧野氏の城下町,北国街道と佐久甲州街道の分かれる宿場町として栄え,大正〜昭和初期には県下有数の製糸業地であった。第三セクターしなの鉄道が通じ小海線を分岐し,1996年11月上信越自動車道が更埴市(現・千曲市)まで開通した。電気機器,一般機器,輸送用機器工業が発展している。付近はリンゴ,モモ,高原野菜の産地。島崎藤村の詩で有名な小諸城跡(懐古園)があり,高峰高原など北部の山地は上信越高原国立公園に属する。98.55km2。4万3997人(2010)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報