小股取っても勝つが本(読み)こまたとってもかつがほん

精選版 日本国語大辞典 「小股取っても勝つが本」の意味・読み・例文・類語

こまた【小股】 取(と)っても勝(か)つが=本(ほん)[=得(とく)

多少卑怯な方法でもとにかく勝つことが大切だ。勝つためには正々堂々の行き方でなくてもやむを得ない。
浄瑠璃源三位頼政(扇の芝)(1714頃)五「人間だてして斬られふより、犬と成とも虫と成とも云はれ御褒美に預り助からふとは思ぬか。小またとってもかったがとく」

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ことわざを知る辞典 「小股取っても勝つが本」の解説

小股取っても勝つが本

多少卑劣な方法を使っても、とにかく勝つことが大切である。勝つためには正々堂々とした行き方でなくてもやむを得ない。

[解説] 「小股を取る」は、股に手をかけて倒す、相手すきを突いて勝つこと。

[類句] 小股くぐりも勝つが本

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