小糸郷(読み)こいとごう

日本歴史地名大系 「小糸郷」の解説

小糸郷
こいとごう

清和市場せいわいちば鎌滝かまだきなどの一帯に比定される。嘉暦元年(一三二六)一二月二〇日の東盛義所領注進状(金沢文庫文書)に小糸とみえ、盛義の領分のうち他人の所領が混在する地であった。鎌滝天南てんなん寺旧蔵の天正一三年(一五八五)九月銘の額には「周東郡秋元庄狐糸郷鎌滝」とあるが(君津郡誌)、同寺は小糸城主秋元一政が建立したとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android