小猿部沢(読み)おさるべさわ

日本歴史地名大系 「小猿部沢」の解説

小猿部沢
おさるべさわ

北流する小猿部川流域、およびその本支流に沿う沢・山地総称上流に森林資源に富む奥見内おくみない大船木おおふなき小船木こふなき坊川ぼうがわなどの各沢がある。そのほとんどは現鷹巣町に属す。

寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳に「秋田郡両阿仁小猿部村々」とみえ、沢内には七日市なのかいち品類しなるい岩脇いわわき横淵よこぶち中屋敷なかやしき小森こもり脇神わきがみ摩当まとうの八ヵ村があった。森林資源に富み、寛政六年の御留山ニ銅山片付山書上帳に「比内小猿部沢之内奥見内沢留山申付候条、青木ニ惣御法度之木ニ不相障様ニ山守無怠詮議可致候、但前々より雑木屶伐薪取来候村々ハ可有免許者也 享保七七月」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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