小差出(読み)こさしでる

精選版 日本国語大辞典 「小差出」の意味・読み・例文・類語

こ‐さし・でる【小差出】

〘自ダ下一〙 (「こ」は接頭語) =こさしいず(小差出)
浮世草子好色二代男(1684)三「万の花の中に、しれぬ草の一もと有を、名をさしてあらそひ果ぬ時、こさしでたる下男

こ‐さしい・ず ‥さしいづ【小差出】

〘自ダ下二〙 (「こ」は接頭語) こざかしげに出しゃばる。小づらにくく差し出口をきく。こさしでる。
浄瑠璃心中重井筒(1707)中「二瀬仲居も小さし出、飯炊は来て火吹竹料理人まで冷し物」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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