小島分村(読み)こじまぶんむら

日本歴史地名大系 「小島分村」の解説

小島分村
こじまぶんむら

[現在地名]調布市小島町一―三丁目・富士見町ふじみちよう二丁目・調布ヶ丘ちようふがおか一丁目・布田ふだ五丁目・染地そめち三丁目・多摩川たまがわ四―七丁目・小島町

上布田宿の西にあり、南を多摩川が東流する。上布田宿から分村した村で、その加宿として甲州道中布田五宿の人馬役を分担し、東西に通る甲州道中の中ほどには慶長七年(一六〇二)に建てられた一里塚がある(「風土記稿」など)。田園簿には小島分町とあり、田九二石余・畑一〇七石余、幕府領と旗本中川氏の知行地で、ほかに幕府領代官野村彦大夫へ納める野銭永一八〇文。化政期には幕府領と旗本中川・窪田・青木三氏の知行(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android