小室 信夫(読み)コムロ ノブオ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「小室 信夫」の解説

小室 信夫
コムロ ノブオ


肩書
貴院議員(勅選)

生年月日
天保10年1月(1839年)

出生地
丹後国与謝郡岩滝村

経歴
家は丹後の豪農。尊王運動に投じ、文久3年同志とともに京都等持院にある足利尊氏木像を切ってさらし首にし、熊本、徳島と逃れ、元治元年自首して入獄明治元年釈放され、徳島藩に仕え、2年上野岩鼻県権知事、3年徳島藩大参事、5年蜂須賀茂韶に従い欧米視察。7年板垣退助らと民選議院設立建白書を左院に提出。8年大久保利通、木戸孝允、板垣らの大阪会議を斡旋した。その後実業界に転じ、15年北海道運輸会社を設立、16年井上馨らの援助で共同運輸会社創立に尽力。24年勅選貴院議員。

受賞
勲四等

没年月日
明治31年6月5日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

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