小夜すがら(読み)サヨスガラ

デジタル大辞泉 「小夜すがら」の意味・読み・例文・類語

さよ‐すがら【小夜すがら】

夜どおし。一晩じゅう。
唐衣きて帰りにし―あはれと思ふを恨むらむはた」〈後撰・恋一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小夜すがら」の意味・読み・例文・類語

さよ‐すがら【小夜すがら】

〘名〙 (「すがら」は接尾語) 夜どおし。終夜。ひと晩中。よすがら。
※後撰(951‐953頃)恋一・五二九「からころも著てかへりにしさよすがらあはれと思ふを恨むらんはた〈孚子内親王〉」

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