小古間村(読み)こふるまむら

日本歴史地名大系 「小古間村」の解説

小古間村
こふるまむら

[現在地名]信濃町大字古間

現信濃町の中南部。東及び南は落影おちかげ村、西は落合おちあい村、北は大古間村柴津しばつ村に接する。村の中央を南北北国脇往還が通じ、これに沿って村の集落があり、そこで東は川東かわひがし道に通ずる脇道が、西は落合村を経て坂中さかなか道に通ずる脇道がそれぞれ分岐している。

慶長末年に大古間村から分離したという伝承があるが(長野県町村誌)、元和七年(一六二一)一一月一六日、「ふるま村」あてに、高銀・夫銀等所役を免じ、新田畑の開発を命じた長沼領主佐久間大膳(勝之)の判物に「落影村・小古間村・古間村(大古間村)此三ケ所云々」とみえるのが初見である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報