小切子・筑子(読み)こきりこ

精選版 日本国語大辞典 「小切子・筑子」の意味・読み・例文・類語

こ‐きりこ【小切子・筑子】

〘名〙 日本の民俗楽器の一つ。長さ二〇センチメートルぐらいの筒竹二本を、両手一本ずつ持って打ち合わせる。こきりこ歌を始め、各地盆踊り綾子踊(あやこおどり)などで用いられる。古くは放下僧(ほうかそう)の用いたもの。
看聞御記‐永享八年(1436)正月二八日「次早歌、八撥こきりこ度々被打、其芸皆以神也妙也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android