小ソクラテス派

山川 世界史小辞典 改訂新版 「小ソクラテス派」の解説

小ソクラテス派(しょうソクラテスは)

小規模にソクラテス一面を代表したと考えられるメガラ派キュレネ派キュニコス派の3学派のこと。このなかで最も有名なのはソクラテスの孫弟子格にあたるシノペディオゲネスで,杖と頭陀(ずだ)袋と桶しか持たぬ彼は「犬のごとき(キュニコス)」簡単な生活を理想とし,禁欲と反社会的態度のなかに,あるべき人間の姿をみようとした。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報