尊朝流(読み)ソンチョウリュウ

デジタル大辞泉 「尊朝流」の意味・読み・例文・類語

そんちょう‐りゅう〔ソンテウリウ〕【尊朝流】

書道青蓮院しょうれんいん一派。伏見宮邦輔親王くにすけしんのうの王子尊朝法親王(1552~1597)が創始したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「尊朝流」の意味・読み・例文・類語

そんちょう‐りゅう ソンテウリウ【尊朝流】

〘名〙 書道の御家(おいえ)流の一派。室町末期、伏見宮邦輔親王の王子尊朝法親王を創始とするもの。〔万宝全書(1694)〕

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世界大百科事典(旧版)内の尊朝流の言及

【書】より

…その堂々たる風格は桃山時代にふさわしい。伏見宮尊朝法親王は青蓮院流でもとくに尊朝流と呼ぶ名筆で知られる。公卿では青蓮院流から近衛流を創始した近衛前久(さきひさ)があり,とくにその子近衛信尹(のぶただ)は強い筆線で大字の仮名に異色の書風を現出し,三藐院(さんみやくいん)流と称され,江戸初期の本阿弥光悦,松花堂昭乗とともに〈寛永の三筆〉と呼ばれる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」