専用線(読み)センヨウセン

デジタル大辞泉 「専用線」の意味・読み・例文・類語

せんよう‐せん【専用線】

企業内の本社支社など、特定の2地点を結ぶために電気通信事業者から借り受けた専用のデータ通信回線。→公衆回線

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精選版 日本国語大辞典 「専用線」の意味・読み・例文・類語

せんよう‐せん【専用線】

〘名〙 荷主または国、地方公共団体自己もしくは特定荷主の専用に供するために、その使用者負担で敷設したJR(旧国鉄)の側線工場倉庫などの引込線など。

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改訂新版 世界大百科事典 「専用線」の意味・わかりやすい解説

専用線 (せんようせん)

工場,倉庫,事業所等の構内貨車を出入りさせ,工場等の中で貨物の積み降ろしを行うために,駅の構内等から分岐して敷設された,いわゆる引込線で,荷主が費用を負担して敷設したJR側線のことをいう。JRにおける貨物の積み降ろしは,通常,貨物取扱駅の貨物積降し場で行われることが多い。これは,専用線が駅と荷主の戸口間の自動車による道路集配を必要とせず,荷主にとって輸送コストの軽減荷役の合理化がはかれる等の利点をもっているからである。JRにとっても省エネルギー,安全性,大量性等の鉄道特性を発揮し得る大量・定型輸送の推進の面で効果的である。1997年度現在の専用線接続駅は187駅,総延長は591.7kmである。
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ASCII.jpデジタル用語辞典 「専用線」の解説

専用線

ユーザー通信業者から借り受ける接続回線。電話ISDNフレームリレーなどの回線交換系のサービスと異なり、他のユーザーのトラフィックを受けないため大容量のデータ伝送が行なえる。TDM(Time Division Multiplexer:時分割多重)と呼ばれる方式を使って通信を行なう。距離と容量に応じて、定額の利用料を支払う課金体系になっている。

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IT用語がわかる辞典 「専用線」の解説

せんようせん【専用線】

通信事業者から借り受けて独占的に利用できる、ある特定の地点間を結ぶ通信回線。高速かつ大容量のデータ伝送が可能なため、企業、官公庁、研究機関などのコンピューターネットワークに利用される。

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