寺久保 友哉(読み)テラクボ トモヤ

20世紀日本人名事典 「寺久保 友哉」の解説

寺久保 友哉
テラクボ トモヤ

昭和・平成期の作家,医師



生年
昭和12(1937)年6月4日

没年
平成11(1999)年1月22日

出生地
東京

学歴〔年〕
北海道大学医学部〔昭和42年〕卒

主な受賞名〔年〕
北海道新聞文学賞(第8回)〔昭和49年〕「停留所前の家」

経歴
京都大学病院を経て、昭和47年から札幌で精神神経科医を開業。作家活動は「北方文芸」に拠り作品を発表し、49年に「停留所前の家」が第8回北海道新聞文学賞を受賞。51年から52年にかけて「文芸」に発表した「棄小舟」「陽ざかりの道」「こころ匂い」「火の影」がいずれも芥川賞候補となった。精神科医としての描出の斬新さが高く評価された。62年「恋人たちの時刻」が映画化された。作品集に「こころの匂い」「停留所前の家」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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