寸暇を惜しまず(間違いやすいことば)(読み)スンカヲオシマズ

とっさの日本語便利帳 の解説

×寸暇を惜しまず

寸暇を惜しんで
わずかの時間も惜しんで何かに没頭することを、「寸暇を惜しんで~する」という。「寸暇」がわずかの時間のことで、それすら無駄にするのを惜しんで仕事学習に当たるので「寸暇を惜しんで」というのであるが、類似した一所懸命という意味の「骨身を惜しまず」との混同によるものか、「寸暇を惜しまず」と誤用することがある。これでは「わずかな時間ですら仕事や学習に使うのを惜しまない」という意味になり、それらよりもっと有意義な時間の使い方があることになる。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android