寮米保・寮米御厨(読み)りようまいほ・りようまいのみくりや

日本歴史地名大系 「寮米保・寮米御厨」の解説

寮米保・寮米御厨
りようまいほ・りようまいのみくりや

上野・下野国境の要衝地で、現在の太田市街地の東部、うちしま竜舞りゆうまい周辺にあてられ、山田郡佐貫さぬき庄、新田につた領の内に属する。嘉暦三年(一三二八)に三善貞広が長楽ちようらく(現新田郡尾島町)に寄進した弘願ぐがん寺領中に佐貫庄内「料米保内名田畠并 」とみえる(同年「弘願寺寺領注文案」長楽寺文書)。康永二年(一三四三)八月二〇日の西内島村注文(正木文書)によると、佐貫内島彦六入道・同孫六入道跡の山田郡寮米保内西内島村が暦応四年(一三四一)二月一〇日に関東執事上杉憲顕より勲功賞として佐貫江口又四郎入道に預け置かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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