寝鳥を刺す（読み）ネトリヲサス

デジタル大辞泉「寝鳥を刺す」の意味・読み・例文・類語

寝ている鳥をとりもちで捕る。無抵抗のものを捕らえる。たやすいこと、無慈悲なことなどのたとえ。寝鳥を射る。
「義貞が首ねぢ切らんは―・すよりいと安し」〈浄・女楠〉

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ねぐらに寝ている鳥を捕らえる。無抵抗のものを捕らえ、殺す容易さ、無慈悲さ、また、相手を安心させておいて危害を加えるたとえにいう。

※浄瑠璃・吉野都女楠（1710頃か）一「義貞が首捻切らんは、寐鳥をさすよりいと安し」

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