富吉町(読み)とみよしちよう

日本歴史地名大系 「富吉町」の解説

富吉町
とみよしちよう

[現在地名]江東区佐賀さが一丁目・永代えいたい一丁目

大川(隅田川)河口に近い町屋。深川富吉ふかがわとみよし町とも称した。北は船手組屋敷、西は相川あいかわ町・熊井くまい町、東はあぶら堀枝川に架かる福島ふくしま橋で北川きたがわ町・中島なかじま町に通じる。南は北川町・正源しようげん寺など。寛永六年(一六二九)成立した深川猟師ふかがわりようし町八ヵ町の一。はじめ開発者福島助十郎の名をとって助十郎町と称した。漁業を免許された代りに御菜肴上納や役船などの諸役を勤めたが、寛文一〇年(一六七〇)より年貢地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android