宮塚古墳(読み)みやづかこふん

日本歴史地名大系 「宮塚古墳」の解説

宮塚古墳
みやづかこふん

[現在地名]熊谷市広瀬

荒川左岸の東西に長い自然堤防上、標高四一メートルに位置する。古墳時代末期の上円下方墳として国指定史跡になっている。墳頂には祠が祀られ、山王さんのう塚・おそなえ塚ともよばれる。下方部は一辺二五メートル、水田面からの比高二メートル、上円部は径八・五メートル、高さ二・四メートル。上円部には径二〇センチほどの河原石が葺かれており、下方部の一部が削られているが、全体的に整った上円下方型が保たれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の宮塚古墳の言及

【熊谷[市]】より

…立正大学法学部,航空自衛隊熊谷基地,熊谷地方気象台がある。日本でも珍しい上円下方墳の宮塚古墳は国の史跡に,また元荒川源流部は県の天然記念物〈元荒川ムサシトミヨ生息地〉に指定されている。【新井 寿郎】
[熊谷宿]
 中山道,武蔵国の宿駅。…

※「宮塚古墳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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