宮之一色村(読み)みやのいつしきむら

日本歴史地名大系 「宮之一色村」の解説

宮之一色村
みやのいつしきむら

[現在地名]豊田町宮之一色村

東西に走る東海道筋の村で、西は森下もりした村、東は下万能しもまんのう村、村の西側をぼうそう川が南流。正保郷帳に宮ノ一色村とみえ、幕府領、田方一三八石余・畑方五一石余、正光しようこう(現松向寺)領一石。元禄郷帳では高二九二石余。国立史料館本元禄郷帳によると旗本秋元・同渡辺の二家の相給で以降変化なく幕末に至る(旧高旧領取調帳など)。「遠淡海地志」によると家数四七のうち藤原姓が二〇。東海道の一里塚と秋元氏の陣屋がある。一里塚は村の東側の往還北沿いで、秋元氏陣屋は西側、往還から北に入った所(東海道分間延絵図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報