宮ノ越新田村(読み)みやのこししんでんむら

日本歴史地名大系 「宮ノ越新田村」の解説

宮ノ越新田村
みやのこししんでんむら

[現在地名]信濃町大字穂波ほなみ

辻屋つじや村の西方の枝郷。北は中島新田なかじましんでん村・御領新田ごりようしんでん村、西南と南は稲附いねつけ村とその枝郷石橋新田いしばししんでん村に接する。石橋新田村丘陵が北に延び、これに対して村の中央北寄りに(日ノ出)(七一三メートル)の円丘がある。この南北の丘陵線の東西及び北に平地が開ける。日ノ出山南麓に集落がある。ここを東の辻屋村集落からの脇道が通り稲附村へ通じている。

いつ頃の新田開発か明らかでないが、寛文一〇年(一六七〇)の里方五八ヵ村との山論裁許状絵図には新田方支配地域内に宮ノ越の畑地がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報