宥勝寺(読み)ゆうしようじ

日本歴史地名大系 「宥勝寺」の解説

宥勝寺
ゆうしようじ

[現在地名]本庄市栗崎

小山こやま川の北西岸、大久保山おおくぼやま(浅見山)丘陵東麓にあり、北側をJR上越新幹線が走る。西光山無量寿院中道坊と号し、真言宗智山派。本尊は不動明王。開山良運は建仁二年(一二〇二)死去という。児玉党の活躍した地であり、同党ゆかりの寺院と思われる。栃木県日光市輪王りんのう寺が所蔵する応永三年(一三九六)一〇月一八日の大般若経巻四四七奥書に「於西本庄栗崎有勝寺書写了」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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