室岡村(読み)むろおかむら

日本歴史地名大系 「室岡村」の解説

室岡村
むろおかむら

[現在地名]矢巾町室岡

岩清水いわしみず村の北東方の平坦地に位置し、北・西は北伝法寺きたでんぽうじ村、東は白沢しらさわ村・太田おおた村。正保国絵図に村名がみえ、高二七五石余。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高六三七石余、七ヵ年平均の免三ツ三分二厘。元禄十郡郷帳による〆高は田方五九二石余・畑方四五石余。「邦内郷村志」では蔵分二八七石余・給分三五〇石余、家数三六、馬四七。

室岡村
むろおかむら

[現在地名]八女市室岡・たつはら

亀甲かめのこう村の西、八女丘陵の南西端にあり、南部やま川が流れる。天正一一年(一五八三)と推定される一二月二八日の大友義統書状(五条家文書/史料纂集)によれば、河崎氏の所領であった「室岡本村」五町などが五条統康に預けられている。文禄四年(一五九五)一二月の上妻郡内知行方目録写(筑紫家文書)に「室岡村之内」として鵜池うのいけ村三七九石余・「くらかけ村」三二二石余と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android