定考・考定(読み)こうじょう

精選版 日本国語大辞典 「定考・考定」の意味・読み・例文・類語

こう‐じょう カウヂャウ【定考・考定】

〘名〙 (「上皇(じょうこう)」と音の通じるのを避けるため、「定考」と書いて転倒して読むのを慣例とする) 平安時代朝廷で毎年八月一一日に、前年八月以降一年分の太政官長上官勤務成績を考査して上申する儀式。《季・秋》
延喜式(927)三〇「太政官二月十一日列見。八月十一日定考日懸幔」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android