定期(読み)テイキ

デジタル大辞泉 「定期」の意味・読み・例文・類語

てい‐き【定期】

あることが行われる時期が定まっていること。また、一定期間期限。「定期演奏」「定期点検」
定期乗車券」の略。「定期入れ」
定期預金」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「定期」の意味・読み・例文・類語

てい‐き【定期】

〘名〙
① ある日時からある日時までと定めること。また、その期限。一定の期間。
※解体新書(1774)四「凡婦人孕子、在子宮而其形未成、謂之胚。已成謂之胎。定期而生、謂之産」 〔晉書‐王羲之伝〕
② 次に行なわれるまでの期間が、毎回定まっていること。また、毎年、毎期のきまった時期に行なわれること。
※男女交際論(1886)〈福沢諭吉〉「禽獣の肉慾を発するは年に定期ありて人類にはこれあるを見ず」
乗客や荷物などを運ぶために、一定の決まった時間的間隔をおいて運行するバスや列車など。
※春景色(1930)〈川端康成〉三「『お姉ちゃん、これ定期だね』と云ふのである。その腹の赤い乗合自動車であった」
朝野新聞‐明治二二年(1889)九月二四日「定期当座の預け主は」
⑤ 「ていきとりひき(定期取引)」の略。〔現代新語辞典(1919)〕
※金(1926)〈宮嶋資夫〉一一「定期(テイキ)を張ったかて直(ぢき)を張ったかて、客はちゃんと口銭を払ふとる」
※自由学校(1950)〈獅子文六〉自由を求めて「まだ、定期の期限は切れていない」

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普及版 字通 「定期」の読み・字形・画数・意味

【定期】ていき

定まった時期。〔梁書、徐勉伝〕僕聞く、古今來は理の常數、春榮(はな)さき秋つるは、氣象の定なり。人の其のに居るは、(こ)れを(げきりよ)(旅館)に譬(たと)ふ。生は寄、死は歸なること、論にはる。

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